Freedom Singers!!

 なんの本で読んだんだか、はっきり覚えてないんですけど、人間、「魂」と「身体」と「心」で出来てまして、三身一体なわけですけども、一体なわけなんで、影響というか関わりあってというか、心が壊れてしまったら、身体も調子が悪くなるんでしょう。心が乱れていると身体はあんまりいうことを聞かなくなったりするので、思ったように上手く歌えなかったりするわけです。なので、心と身体はいつもいろんな時に感じたりするのでよくわかる部分なんですけども、魂ってのは、どの辺にあるんでしょう。やっぱりここにあるんでしょうかね。魂がここになかったら私じゃないだもんね。

 こないだの吉祥寺のFreedom Singersの日、最後に響子ちゃんが、「魂というのは、太陽のように光り輝いてて、傷ついたり曇ったりするものではなく、曇っちゃうのは心。歌にはその雲を取り去る力があるって解った。」と言ってた。それは、Freedom Singersのみんなが「魂」そのものになって、というか、みんなが「魂」のレベルで、シアワセに歌っているのを観たから、かもしれない。

 『自由』という言葉が、気にかかってるのです。みずからをよしとする意思、行動。ですけども、じゃあ、みずからって何ですか。私って何ですか。私が生まれた時、父が区役所に行って、この人、鈴木雄大って名前にしました〜って、登録しましたけど、それ、私なんでしょうか。時々、「鈴木雄大さん」になろうとしてる自分がいるような気がすることがありますが、まあ、そんなことはどうでもいいから歌ってごらんなさいよ、と、魂の誘うがままに歌っている時ほど、気楽な時間はないわけです。

 この世に生まれてこのかた、心は、大小荷物を背負ったり、鎧兜を身につけたり、見ないふりをしたり、自分じゃないものになろうとしたりと、いろいろ頑張ってますが、魂は最初から自由だしシアワセだしなんにだってなれちゃうし大丈夫なもんだとすれば、音楽がある時我々が感じるシアワセは、心のモヤモヤを吹き飛ばす音楽の力ゆえ、ってことになりますかね。

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2019年6月29日のFreedom Singers!! 吉祥寺Star Pine's Cafeにて

 ところで、今日、映画「新聞記者」を見てきました。もうすぐ選挙だからなのかどうか知りませんが、打ち切られてしまう?というような噂を耳にしております。平日朝でしたが、たくさんの人が見に来ていたし、いい映画、というか、がっつりラストまで引き込まれました。観ておいてよかったなぁ。